インプラント治療に限ったことではありませんが、治療が終わると安心してその後のメンテナンスがきちんと行えていない方がいらっしゃいます。せっかく健康になった口腔内環境なのに、しっかりケアをしないとまた治療前の状態になってしまいます。
「インプラントはどれくらいもつか?」は気になるところですよね。骨結合型の近代インプラントはスウェーデンで1965年頃から治療法として応用されてきました。ですから何十年にわたって使用している人が世界中にたくさんいます。だからといってお手入れを怠ると、トラブルを起こしインプラントの寿命を縮めてしまうでしょう。インプラントは虫歯にはなりませんが、
歯周病にはなります。この病気になると骨結合したインプラントの周りの骨を溶かしインプラントが抜けてしまいます。
ですから、お口の中の細菌除去(
プラークコントロール)がとても大切です。噛む力が強い人も注意が必要です。インプラントに被せた冠が使っているうちに磨り減りますので噛み合わせの調節が必要なのです。あまりに噛み合わせがズレた状態で使用し続けると、インプラント本体が折れたり、抜けたりすることもあります。これらのことからインプラントの寿命は治療後の手入れが大きく作用してくると言えます。定期的に歯科医院でお口のお手入れをしてメインテナンスを行います。ご自身でプラークコントロールを行い、一本でも多くの歯を残していけるお手伝いが出来れば幸いです。
費用も時間もかけ手にいれた、第二の永久歯と呼ばれるインプラント、ぜひとも快適な状態を持続させていただきたい。しかしそんな希望を打ち砕くような病気があります。それが「
インプラント周囲炎」です。喉もと過ぎるとなんとか…といいますが。インプラントに慣れてくるとわざわざなんでもないのに病院に行くのもという気持ちになり、しまいにはお口のお手入れ自体もおっくうになってしまう方が少なくありません。忙しい現代社会しかたないことかもしれませんね。しかしその状態を放置し続けると歯を失ったときと同じ状態になりかねません。ぜひそのときには最初に噛めるようになった喜び、だんだん良くなって来る期待感。思い出してください。私たちはその喜びが続くことを願っています。インプラントと長く付き合うにはできたら歯科医院と二人三脚でいきたいものです。
当院では、皆様により安心してインプラントをご利用いただけるよう
治療後10年間の保証をお約束しています。
インプラント治療は、高額な治療ですから保証制度があるかないかも治療を行うにあたって重要な要素です。一般的に治療後数年が経ち、口腔内の状態が悪くなり治療箇所の不具合が起こることは少なくありません。せっかく高額な自由診療をしたのにも関わらず、再度治療費がかかることは患者さまにとって不利益になってしまいます。そこで当院では治療後に通常の使用で破損、脱落、不具合が生じた場合、患者様のご負担なく再作製いたします。
ただし、
定期健診をしっかり受けて頂くことが条件となっています。これは正しくケア出来ているか確認する上でも、とても重要ですのであらかじめご了承ください。保証に関する詳細は当院スタッフまでお気軽にお尋ねください。
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当院にて治療した内容につきまして、保証期間内において右記保証要件を満たす場合、インプラントの再治療や上部構造、被せ物の修理や再製作、再装着は当院の責任において無料とさせていただきます。 |
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インプラント体の保証期間は、治療終了日より10年間です。 |
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インプラント上部構造の保証期間は、治療終了後より5年間です。 |
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(1) |
治療終了後に当院の定期検診を受けていただいていること |
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禁煙をされていること |
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(1) |
患者さんの重大な不注意や不慮の事故など、明らかに当院の責任でない場合 |
(2) |
治療終了後、全く予期しえない口腔状態の変化が生じた場合 |
(3) |
当院の指示に従わない状態での使用による場合 |
(4) |
定期検診を受けていただけなかった場合 |
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